更年期の頭痛 危険なものと心配いらないもの:更年期障害と更年期の症状・治療・更年期チェック
更年期の頭痛 危険なものと心配いらないもの
更年期に頭痛に悩まされる人はとても多いようです。私もその一人で、元々頭痛持ちだったんですが、年齢を経るとともに頻度が高くなってきて困っています。
さて、頭痛はどうして起こるのでしょうか?
脳には大量の血液が必要です。
しかし、頸椎のゆがみ、筋肉の萎縮などにより、その血流が阻害されると血流量が少なくなり
脳内の酸素が不足します。
その結果、頭痛やめまい、といった症状を引き起こします。
脳に異常がない場合でも肩こりや体のゆがみなどから頭痛、めまいを起こすことがあります。
更年期にさしかかったぐらいの年齢がなる眩暈は脳血管障害による中枢性の眩暈が可能性として考えられています。
特に、高血圧・糖尿病・高脂血症など、動脈硬化の危険因子を抱えている方は要注意。
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更年期に危険性のある頭痛やめまい
危険なめまいや頭痛は脳梗塞、脳溢血など脳の重大な病気が隠れている場合があります。
前兆症状としては、手足のマヒやしびれ、ろれつが回らない、顔面感覚マヒ、後頭部の強い痛み
といった症状があると要注意です。
無理せず、すぐに救急車を呼び医師にかかってください。
くも膜下出血
脳の血管が破裂し、血液が脳を取り囲み、くも膜下腔に出血が起こる
髄膜炎
脳の髄膜が細菌などに感染し、炎症を起こす
脳出血
脳の血管が破れて血腫ができる
脳腫瘍
脳に腫瘍ができる
慢性硬膜下血腫
頭を強く打ったために出血が起こる
このような場合は至急、医師の診断を受けましょう。
CTやMRIによる画像検査で脳血管の状態を調べます。
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心配のない頭痛の症状
MRIやCTなどで検査をしても異常がない頭痛は全体の70%を占めます。
緊張型頭痛や偏頭痛(片頭痛)などはストレスや生活習慣により起こる頭痛になります。
緊張型頭痛
ストレスや緊張により頭蓋骨を包む筋肉や膜が異常に収縮し起こる頭痛。
夕方にかけて痛みはひどくなり、寝ると良くなることが多い。
首や肩の筋肉をほぐし、血行を良くし、ストレスの解消を心がけましょう。
偏頭痛(片頭痛)
脳内血管で神経ペプチドが遊離されることにより炎症が起き、血管拡張し起こる頭痛。
吐き気や嘔吐を伴い、頭の片側、もしくは両側がズキズキと脈打つように激しく痛む。
ひどくなると、目の奥までも痛くなる。
寝不足・寝すぎなどや、特定の食べ物(チョコレートなど)を食べたことにより起こることもある。
規則正しい生活を心がけましょう。
極度の疲労の理由
群発頭痛
目の後ろの脳に栄養を送り込む血管が腫れ、周囲の神経を圧迫することから起こる頭痛。
飲酒や入浴後に激しい発作が起こることがあるため、症状があるときにはアルコールや
入浴は避けること。
頭痛がひどいようであれば頭痛外来に受診しましょう
頭痛外来はさまざまなタイプの頭痛の原因をはっきりとさせ、適切な治療を行ってくれます。
一般的に、頭痛や脳や体に原因となる病気が存在しているために起こる器質性頭痛と、
病気が原因ではない機能性頭痛があります。
器質性頭痛を引き起こす病気には脳腫瘍やくも膜下出血などがあり、生命にかかわる危険性があります。
一方、機能性頭痛は片頭痛(偏頭痛)・群発性頭痛・緊張型頭痛などで、慢性頭痛になっている方が多く、この慢性型頭痛に悩む人は少なくありません。
頭痛で悩む人は正しい診断のもと、適切な治療をするためには脳神経外科や頭痛外来などで
頭痛診療を専門的に行っている医師にかかりましょう。
自己診断から市販の頭痛薬に頼っていると、薬物依存が起こり、服用の長期化や多量化を生じやすくなることも考えられ、薬が切れると激しい頭痛に襲われる薬剤誘発性頭痛を招きかねません。
また、市販の薬で同じものを継続的に使っていると、だんだんと効果がなくなることも考えられます。
定期的・慢性的な頭痛に悩む方は頭痛外来を受診することをオススメします。
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